2007-01-01から1年間の記事一覧
今日は年内最後の授業でした。余興でサンタさんの帽子をかぶって教室に入り、John LennonのHappy Xmasを流しました。ええと、全く反応がなかったわけではないです。講義の後、大学経由で頼んでおいたStata10が届いたのでさっそく入れてみました。インターフ…
「マ男」の連載が終了。携帯小説なんかよりずっと読ませると思うんだけどね。(いや、携帯小説を読んだことはないんだけど。)http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-217.html http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-218.htmlhttp://urasoku.blog1…
マイミクのゼミの学生から「少しは柔らかいネタで書いてよ」と言われたので、がんばって書いてみようかと。知る人は知っていますが、私は学生〜院生時代とかなりのゲーム好きでした。でも家でやるというより、アーケードを拠点に仲間や知らない人と対戦をす…
講義録は小休止。私はよく「経済学は社会学より進んでいる」とか(別に言わなくてもいいのに)「社会学者にはアホが多い」とか言って、一部の経済学者の方から変な目で見られたり、同業の社会学者からは白い目でみられたりするんですけど、他方で変なところ…
ウィトゲンシュタイン流にいえば,言葉の意味は言葉の使用である.だから自由の意味は,私たちが自由という言葉のもとで行うコミュニケーションにおいて了解されているものである.しかしこれだと話が終わってしまうので,少し話を展開させてみよう.例えば…
このような例は複雑に入り組んだ現代社会においては枚挙にいとまがないだろう.にもかかわらず,現代はよく「自己選択・自己責任」の時代だと言われる.自分のことは自分で選択でき(あるいはしなくてはならず),その選択の結果を自分の成果として享受する…
「個人と社会にとっての合理性が異なる」ということの帰結は,全体社会の側から見れば「資源配分の非効率性」と考えることができる.個人が全体社会のニーズに合わせて行動すれば,より無駄が少なくなり,社会に属する個人全体の効用は上昇する.逆にこの調…
同じような問い合わせがありますので、ここで説明しておきます。『Stataで計量経済学入門』の指示どおりにデータをダウンロードしようとしても、以下のようなメッセージが出てうまくいかないことがあります。 1) is not a valid URL, or 2) could not be con…
『制度』に引き続き、東京大学出版会の「社会科学の理論とモデル」シリーズを読んでみました。集団・組織 (社会科学の理論とモデル)作者: 森脇俊雅出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件)…
以前から、私の名前でGoogle検索してもこのサイトはひっかからないのですが...。はてなダイアリーって、一般的にページランク低いのかな?ちなみにブログのタイトルで検索してもトップページが引っかかりません...orz。ハブられているのかな?
引き続き過去問に挑戦。まずは2004年。 集団概念:準拠集団、第1次集団、内集団、ゲマインシャフト ジェンダー:女性のライフコース、出生動向基本調査、労働白書 合計特殊出生率:国際比較 社会調査:社会調査にかする基本知識、インタビュー調査、調査倫理…
「ウィキノミクス」と改正統計法(大竹文雄先生)上の大竹先生のページにあるような「政府統計を学術研究者に公開することは全体の厚生改善に貢献する」という主張は、大学の調査関係者のあいだでは昔からよく言われてきたことです。現在、大規模なもの小規…
しかし作者の方、どう読むんでしょう?(ここ(PDF)には「ダロン・アセモグル」とあります。)Economic Origins of Dictatorship and Democracy作者: Daron Acemoglu,James A. Robinson出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2005/12/19メデ…
2005年度の問題。 就業構造変化:労働力調査、就業構造基本調査 世帯動向:日本の世帯数の将来推計(全国推計)。社人研の報告書ですね。 社会調査:サンプリング方法 若年者就業:フリーター、ニート 男女平等:男女共同参画 環境問題:ストックホルムの人…
非常勤先の「社会学」の講義が社会福祉士試験の対応科目にもなっているので、ざーっと過去問をみてみました。社会学の問題は10問です。2006年度の出題テーマを書き出してみると...。 社会的性格:フロム、ミルズ、ホワイト、リースマン、ベネディクト 社会変…
とくに社会学とか福祉の分野。ぼちぼち誰かがこの問題に取り組むべきだと思います。弊害は主に二つ。ひとつは費用の面で非効率的であること(社会的にも個人的にも)。次に個人業績の評価がやりにくくなること。後者は、ごく少ない人数で構成された学会での…
前々回エントリの続き。結論から言うと、同型化理論をはじめとする社会学的な組織論は、やっぱり組織自体をうまく説明できていないと思います。というか、説明体系がそもそも「それって別に組織じゃなくてもいいんじゃない」というつっこみを許しているので…
夏休みももう少しで終わり...(ふつうはもう始まってるか)。いい機会なので、きちんと読み直してみました。河野先生の『制度』。ここでは本の感想ではなく(言うまでもなく必読だと思う)、諸分野での制度論の比較を論じてみましょう。まずは社会学の制度論…
大阪商業大学で行われている山口一男先生(シカゴ大学)によるログリニアの応用モデルの講義(二日間連続の集中講義)に出てきました。今日は一通りのassociation modelsからnested logit modelまで、数理的説明とLemを使ったデモ。数年前に最初に勉強したと…
ここ最近、なんだか妙に売れているようです。私の本。本屋さんの棚にはあまり並んでないんですけどね。こんなことだったら、タイトルをもうちょっとポピュラーなものにしておけばもう少し...(と、変に欲がでてきました)。制度と再帰性の社会学 (リベラ・シ…
ここんところ東京で快適に過ごしております。京都よりは気候的にラク。夏の京都ときたら...。(京都のみなさん、バテてませんか〜?)さて次回の日本社会学会の大会で報告しようとしているネタは、少々過激かもしれない(し、それは単なる自意識過剰かもしれ…
さっそくいただきました。読みやすくて、すばらしい本です。エスノメソドロジーの入門書として最適。エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)作者: 前田泰樹,水川喜文,岡田光弘出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2007/08/03メディア: 単行本(…
「当たり前を疑う」ことが社会学の目的であるように語る人たちがいる。私自身は、これってなんだか(悪い意味で)ものすごく構築主義的な発想だなあ、という感想を持ってしまう。それに疎外論とか物象化論の匂いもして、かなり警戒してしまう。科学的営みが…
常日頃から思っていること。これだけ守れば、たとえそれが不毛な学際的討議でも、かなりストレスが減ると思うんですけど。 文化とか多元性を説明項にしない。 これはもう...声を大にしていいたい。「それって欧米中心主義的発想でしょう? 文化的多元性を考…