社会学者の研究メモ

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2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自分書評

本書の前半はとらえどころがなく、どこかぼやっとした印象。しかし後半で展開される「経験の隔離」「抑圧されたものの回帰」の部分はギデンズのオリジナルのモダニティ論であり、このおかげで本書は「ポストモダン」やら「ハイパーモダン」やらの(なんだか…

続・組織論

グラノベッターの紹介などでも有名な渡辺先生の本が出てました。個人的に社会学のネットワーク論には少し違和感があるのですが、この本は(ミネルヴァからもらった新刊案内の目次を見る限り)バランスがとれてそうです。さっそく注文しました。組織社会学作…

組織理論

他のところでも書いていることですけど、私は、社会学の強みが生かせる分野は3つあると考えています。階層、家族、都市です。これらについては社会学は膨大な理論と経験研究の積み重ねを持っており、階層・家族・都市は社会学の花形だと(勝手に)思ってます…

現在進行中

宣伝と自分の奮起を兼ねて報告。 ナン・リン『ソーシャル・キャピタル』の翻訳(共訳)を出版予定(ミネルヴァ書房)。目指せ8月。 単著『親密性の行方(仮題)』を出版予定(世界思想社)。目指せ7月。 メディア論の本を4人くらいで出版企画中(私は分担)…