社会学者の研究メモ

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2014-01-01から1年間の記事一覧

第58回数理社会学会

第58回の数理社会学会(日本女子体育大学)が無事おわりました。参加されたみなさま、おつかれさまでした。今回はセミナー(「傾向スコアを用いた欠測データ解析・選択バイアスの調整とその周辺」)に星野崇宏先生をお呼びし、シンポジウム(「幸福研究のフ…

USJI Weekで報告

USJIという組織が主催するカンファレンスで報告します。場所はワシントンDCの学振オフィス、9/8の10:30からです。部会は"Event 8: Women and Foreign Workers: New Stakeholders of Abenomics?"、私のタイトル(予定)は"When Equal Opportunity Law Fails i…

『立法学のフロンティア〈1〉立法学の哲学的再編』

共著者の井上彰先生よりいただきました。ありがとうございます。井上彰先生は「ハイエク立法理論の再検討」という章を執筆されています。田村先生からいただいたご本に引き続き馴染みのない分野ですが、しっかりと勉強していきたいと思います。立法学のフロ…

『子ども・子育て支援新制度』

著者の前田正子先生よりいただきました。ありがとうございます。2015年4月から施行される新制度が主テーマですが、各地自体の事例なども盛り込まれており、非常に読み応えがありました。改めて勉強させていただきました。みんなでつくる子ども・子育て支援新…

『SPSSによる応用多変量解析』

著者の三輪先生よりいただきました。ありがとうございます。SPSSでマルチレベル(SPSSでは「線形混合モデル」)やパネルデータ分析まで解説! いつもながら頭が下がります。SPSSによる応用多変量解析作者: 三輪哲,林雄亮出版社/メーカー: オーム社発売日: 20…

『なぜ日本の公教育費は少ないのか』

著者の中澤渉先生よりいただきました。ありがとうございます。まさにいま読まれるべき本だと思います。現在2章まで読みましたが、そこまででも納得できるところがたくさんありました。なぜ日本の公教育費は少ないのか: 教育の公的役割を問いなおす作者: 中澤…

『現代日本の「社会のこころ」』

著者の吉川先生よりいただきました。ありがとうございます。特に2章(「計量社会意識論の作法」)では、自分の価値関心からもいろいろ学ぶことがありました。現代日本の「社会の心」 -- 計量社会意識論作者: 吉川徹出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2014/06/2…

『保育の社会学』

著者の高倉弘士先生(本学非常勤講師)より頂きました。ありがとうございます。「保育運動」の研究というこれまであまり蓄積がなかった分野での論文を担当されています。保育の社会学:子どもとおとなのアンサンブル作者: 永久欣也,飯田哲也出版社/メーカー: …

『政治哲学6:政治哲学と現代』

田村哲樹先生が恵投くださいました。ありがとうございます。先日本学の井上彰先生とお話させていただいたときも、この分野は重要であるがなかなか踏み込みにくいなあと感じていたのですが、これを機にもう少しがんばってみようかと思います。政治哲学と現代 …

日本的働き方における「フレキシビリティ」の矛盾

シノドスに「男女雇用機会均等法では「共働き」を実現できない」という記事を掲載させていただいた。そこでは、育児期の制度的手当をし、採用・昇進(昇格)に際しての男女差別を排することで(従来の)男性的働き方に女性を引き入れようとしても、結果的に…

ISA Yokohamaで司会と報告

来週からの世界社会学会@横浜で、オーガナイザ(たぶん司会)と報告をひとつずつやります。参加者の方、会場でお会いしましょう。■セッション・オーガナイザ JS-61: Panel Data Analysis of Families Worldwide Thursday, July 17, 2014: 5:30 PM-7:20 PM, R…

今年度の目標(2014年度版)

あれから一年経ちました。まずは「2013年度の目標」の振り返りから。 テキストの出版:ひとつ(S社)の方は、いちおう9割型仕上げて原稿を預けることができました。もうひとつ(U閣)の方は、いちおう仮目次はできてます。(執筆はこれから。) 計量社会学の…

Motion Chart更新

各種Motion Chartがリンク切れしていて見られなかったので、やっと直しました。 出生率と女性労働参加 経済発展とグローバル化 社会支出と福祉寛容度 二酸化炭素排出量と一人あたりGDP ご確認頂き、不具合あればお知らせください。

科学における不正と発見

「あの件」については何も意見とか書いてなかったのですが(たくさんの人がたくさんの興味深いことを書いてくれているので)、ひとつだけ気になったことがあります。何かしらすごい科学的発見があって、その発見をした人が何らかの理由でその発見を露骨に不…

『社会調査のための計量テキスト分析』

同僚の樋口先生よりいただきました。ありがとうございます。最近KH-Coderを触るようになったので、この際きちんと計量テキスト分析を勉強したいと思います。社会調査のための計量テキスト分析―内容分析の継承と発展を目指して作者: 樋口耕一出版社/メーカー:…