社会学者の研究メモ

はてなダイアリーから移転しました。

2013-01-01から1年間の記事一覧

『比較福祉国家:理論・計量・各国事例』

下記の本で、ひとつの章を執筆させていただきました。比較福祉国家: 理論・計量・各国事例作者: 鎮目真人,近藤正基出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2013/12/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る担当したのは、 第II部 福祉国家の計…

Stata第2版ウェブサイト移転

都合により、『Stataで計量社会学入門[第2版]』のウェブサイトを移転しました。以降は下記をご使用ください。http://www.ritsumei.ac.jp/~tsutsui/stata_econ_2/Stataで計量経済学入門 第2版作者: 筒井淳也,水落正明,秋吉美都,坂本和靖,平井裕久,福田亘孝出…

明治大学で講演

日本社会学会の前日、明治大学(ジェンダーセンター)で講演します。 日時:10/11(金)、17:00(16:40開場)。 場所:リバティータワー16F1165教室。 テーマ:「国際比較のなかの結婚と女性労働」。 概要:世界の他の先進国とくらべたとき、日本の家族、結婚…

社会学と因果推論

8月に入ってからのICPSR統計セミナー、ゼミ合宿、データクリーニング合宿、数理社会学会という怒涛のイベント+出張シリーズが一段落したので、ひさびさに更新します。先日行われた第56回数理社会学会の新規会長(近藤博之先生)の講演のタイトルは、「ハビト…

関学大学院の講義で話したこと:社会学における計量分析の位置づけ

鈴木謙介先生の紹介で、関西学院大学院社会学研究科で4週にわたって講義を行った。さいわい受講者に恵まれ、ヘタな講義にもかかわらず、そこそこ実りのある授業ができたのではないかと思う。この記事では、そこで話をしたことを備忘録代わりに軽くまとめてお…

『統計学が最強の学問である』感想

読みました! 自信をもって学生にお勧めできる本であると思います。統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 209回この商品を含むブログ (126件) を見…

『入門・社会調査法』(第2版)

以前もおすすめ情報を掲載した、イチオシの社会調査論の本の第二版です。入門・社会調査法―2ステップで基礎から学ぶ作者: 轟亮,杉野勇出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2013/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見るインターネット調査につ…

『少子化論』

今年度から中京大学で教鞭をとっておられる松田先生からいただきました。ありがとうございます。松田先生は長年少子化問題に取り組んでおられ、それを反映して非常に充実した、かつバランスのとれた構成になっており、あらためて勉強させていただこうと思い…

今年度の目標(2013年度版)

あれから一年経ちました。ひとりPDCAします。まずは「2012年度の目標」の振り返りから。 テキストの出版(出版社の方を随分お待たせしている) 成果:少しだけ進みましたが..orz(学部の役職が..) O. ウィリアムソンの翻訳の出版(ノーベル記念経済学賞がど…

マルチレベル分析の使い方

社会学研究者やその近接分野の研究者から、いわゆる「マルチレベル分析」についてよく似た質問をよく受けるようになったので、簡単な見解を示しておくことにする。心理学や社会学でマルチレベル分析と呼ばれている分析方法は、基本的には変量/混合効果モデ…