社会学者の研究メモ

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家族社会学会のプレゼン資料

なんかすごく時間がかかってしまった...。

タイトルは「結婚・出産タイミングは結婚生活に影響を与えるか?」。
結論は「部分的にYes」。とくに結婚してから第一子を出産するまでの期間。長い方が結婚の質が上がる。結婚タイミングの影響はロバストには出なかった。(弱い傾向としては遅い方が幸せっぽかったが。)

インチキくさいところ。
・テーブルやグラフで、サンプルが少ないグループの平均を使っているところもあり、そこは参考程度ってところ。
・時系列データではないのに時系列っぽくグラフを書いた。(公開されている最も出発の早いパネルデータでも蓄積は10年強だし、これは仕方がない。)

あと、なんとナシの傾向としては、学歴や収入の面での弱者が、早すぎる結婚(10代と20代前半)か遅すぎる結婚(35歳以降)のどちらかになっている傾向があります。これはなんか分かるな。男前だがあまり頭がよろしくない人(ヤンキー型)はできちゃった婚でさっさと結婚し、逆に男前でもないし頭もあまりよろしくない人(なんだろう...ニート系?)はなかなか結婚できない...と、これは解釈ですが。