社会学者の研究メモ

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社会学入門

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週末のうちに、通読しました。内容には満足です。行為のルールに注目した「意味の社会理論」を、方法論的個人主義に対立する立場として位置づけているところで、(うかつにも)はっとさせられました。頭の中では漠然と理解していたのだけど...。これ、多くの社会学の教科書では逆に説明されています。でも、この本が正しいと思います。ウェーバーだってシュッツだって、合理的選択理論者とはいえませんしね。

社会学のこれからの予測される方向性について、この本は結論を出していませんが、本を読んだ後で読者が自分なりに考える出発点に立てるんじゃないでしょうか。