社会学者の研究メモ

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今年度の目標(ウソにならぬようがんばる)

  • テキストの出版(出版社の方を随分お待たせしている)
  • O. ウィリアムソンの翻訳の出版(ノーベル記念経済学賞がどんどんと過去に...)
  • 計量社会学のテキストの編集(成り行きもあって編者になっています)
  • いくつか英語で出版(一つは進行中、あとはR&Rに答えるかどうか迷っている)

全部は無理かなあ〜...。

話は変わりますが、先日、古くからの知人の経済学の先生が研究室に尋ねてこられたので、少し密に研究の話をすることができました。サーチ理論を専門に研究されている方で、BLOGOSのインタビュー記事でも言及した「ミスマッチ」の話も少しすることができました。すごく面白い挙動をするマッチング・モデルの説明もしてもらいましたし(内容は言えませんが)、非常に有意義な時間でした。

ところで、私は社会学者ですので(当然ですが)「社会学的には...」のように話すことが多くなるのですが、社会学と経済学の違いなんかよりも、実証研究者と理論研究者の志向性の違いのほうがずっと興味深く感じられました。これは数理社会学でも同じなのですが、美しいモデルを目指すという感覚は、「パラメータ」について実証研究の考え方とは向いている方向がかなり違ってます。

違うからこそ補え合えるわけで、もちろん違和感などは感じないのですが。

今年度は大きな学部役職も引き受けてしまったし、ネットを見る時間を減らして、いろいろ効率よくやっていこう。