社会学者の研究メモ

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『平等と効率の福祉革命』

以前共著で論文を書いた訳者の一人の方から頂きました。ありがとうございます。エスピン=アンデルセンは2000年前後からジェンダー格差を意識した論考を続けていますが、本書はその一つの到達点であり、重要な著作であると言えます。

平等と効率の福祉革命――新しい女性の役割

平等と効率の福祉革命――新しい女性の役割

Incomplete Revolution: Adapting Welfare States to Women's New Roles

Incomplete Revolution: Adapting Welfare States to Women's New Roles

実はこの本、原書を読んだあとでとある出版社に翻訳企画を持ち込んだのですが、「岩波に版権がある」と言われてたのであきらめたのでした。(そのあおり?で某ノーベル経済学賞の人の本を訳すことになったのですが...。)原書の出版から3年で立派な翻訳が出版されたので、日本の読者のみなさんにとっては幸運だった、というところでしょう(笑)。