社会学者の研究メモ

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『Stataで計量経済学入門 第2版』出版のお知らせ

日本で最初のStata解説書であった第1版の出版(2007年)から4年が経ちました。その間、Stataはversion 11まで更新されており、コマンド体系も少なからず変更されました。第1版では掲載できなかった内容も多く、第2版の出版を企画して1年あまり、ようやく世に出すことができました。

Stataで計量経済学入門 第2版

Stataで計量経済学入門 第2版

目次は以下のとおりです。(共著者の陣容に変更はありません。)

  1. Stataをはじめよう(筒井)
  2. データ管理(筒井)
  3. 記述統計(筒井)
  4. OLS回帰分析(平井・筒井)
  5. 時系列データの分析(水落)
  6. カテゴリカル・データの分析(秋吉)
  7. 制限従属変数の分析(水落)
  8. パネルデータ分析(坂本)
  9. サバイバル分析(福田)

主な変更点は以下のとおりです。

  • LDV(制限従属変数)の分析の章を追加。

トービット回帰、ヘックマン推定、ポワソン回帰、負の二項回帰等についての解説。

  • 回帰分析の章を刷新。

他の計量経済学のテキストの記述に沿ったかたちで修正しています。ロバスト推定、クラスタロバスト推定に関する説明も追加。

  • 各章の内容に加筆。

特に時系列データの分析の章では定常性と単位根検定のセクションなど、大幅に加筆されています。

  • Stata version 11のコマンドに対応。

特に限界効果や予測値を出力するmarginsコマンド、交差項を含む回帰モデルの新しい命令の仕方に対応しています。

  • 練習問題と解答(例)を設置。

対応ウェブサイトに掲載しています。