社会学者の研究メモ

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アカデミズム

太郎丸博先生が阪大を去られるにあたって貴重な言葉(日本の社会学への苦言)を残しておられます。社会学はヒューマニティではない以上この言葉は当たり前といえば当たり前ですが、たしかにいろんな「言い訳」をもって研究(学会報告と査読論文投稿)を行わない人たちは残念ながら多いものです。

業績としてカウントできるのは査読付きのジャーナルのみ、という風潮を(他の学問と同じく)育てていくのが大事なことなのでしょう。

といいつつ私も最近全く書けていないのですが...投稿していないわけではないです。(たくさんリジェクトされているだけ。)査読のコメントに納得がいくことは私の場合むしろ希で、ジャーナルに投稿することが(必要以上の)ストレスになっていることは間違いありません。が、査読してくださっている研究者の同僚の方々は、断ろうと思えば断れるのに、時間をかけて読んでくれているのだから、文句を言えるものでもないでしょう。英語を含めればたくさん投稿先はあるのだから、文句を言うヒマがあれば投稿、ですね。

ここで、知り合いの研究者から教えてもらった金言をば。自分のがんばり具合は、掲載数じゃなくてリジェクト数で判断するべし。しかし今年度は掲載目指してがんばろう。