集団・組織
『制度』に引き続き、東京大学出版会の「社会科学の理論とモデル」シリーズを読んでみました。
- 作者: 森脇俊雅
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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すごく勉強になりました。以下、気づいた点。
- 55頁あたりでレント・シーキングを「政府の失敗」と位置づけていますが(G. Tullockがそのように書いているらしい)、これって一般的なんでしょうか。確かに政府の失敗はレント・シーキングの典型例だと思いますが、企業内のインフルエンス活動(上司にヘコヘコすること)なんかもレント・シーキングだとすれば、レント・シーキング=政府の失敗とまではいかないような。
- 50頁の「大村邦博」(と52頁の「大村」)というのは「木村邦博」の間違いでしょうね。「社会的ジレンマ」の文脈ですし。人名だから少し気になりました。