社会学者の研究メモ

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レストランで食後に寝ころぶ---社会学で説明する(4)

田舎社会学シリーズその4。「田舎の人は公共の場であるレストランでも、食後に寝そべる(座敷に通された場合)」。

私、田舎の伯父さんが数人いたのですが、たしかに食べた後は決まって寝っ転がって、そのうちいびきをたてて昼寝してましたね(女性はそのあいだ後片付け)。それは家の中だったので別に見苦しくもなかったのですが、たしかに公共空間でやるのは拙いでしょうね。たぶんPASORUさんは二重にむかついているのかと。ひとつは「食後すぐに寝ころぶこと」、もうひとつは「公共空間と私空間の区別をしないこと」。

しかしカフェやレストランって、都会でもマナー悪い人多いです。都会に住んでいればマナーがよくなるってわけではないですね。何が関係しているのかな? 性別、階層(収入/職業/学歴)、年齢、世代、時代、居住地域(都市度/地域差)...。一度調査してみたいものです。

ちなみに「マナー」を測ったデータを持ってないので、代わりに手持ちのデータを使って、上記要因を投入して「喫煙」についててきとーに回帰(ロジスティック回帰)してみたところ---いやべつに喫煙がマナー違反だと言っているのではないが---都市度以外の要因は全部効いてました。女より男が、高階層より低階層(とくに職業と学歴)が、年齢が高い方が、喫煙率ははっきり上。まあ予測通りなのであまり面白い結果ではないです。

ちなみにこれだけぶちこんでも説明力は15%ほど。日本ではそれだけ喫煙習慣はいろんな層に行き渡ってるということですね。